マヌカハニーの力はここから!マヌカの花の魅力

マヌカハニーの魅力は、その味わいや健康効果だけでなく、元となる「マヌカの花」にも隠されています。この記事では、ニュージーランドの自然が育むマヌカの花の特徴や、開花時期、はちみつとの関係などをやさしく解説します。
マヌカハニーのもとになる「マヌカの花」とは
マヌカハニーは、ニュージーランドに自生する「マヌカの花」から採れる蜜で作られます。この花が持つ自然の力が、はちみつに特別な価値を与えています。
マヌカはニュージーランド原産の花
マヌカはニュージーランドにしか自生しない特別な植物です。
マヌカはフトモモ科に属する低木で、ニュージーランドの自然環境に適応した固有種です。学名は「Leptospermum scoparium」といい、先住民族マオリの人々は古くから薬草として利用してきました。海岸沿いや丘陵地帯などで見られ、過酷な環境にも耐える強さを持っています。
マヌカの木は非常に生命力が強く、伐採後も再生する力を持つと言われており、その逞しさがはちみつの栄養価にも影響していると考えられています。現在ではこの花から採れる蜜が「マヌカハニー」として世界中で高く評価されています。
白やピンクの小さな可憐な花が特徴
マヌカの花は、小さくてとても可憐な姿をしています。
直径1cm程度の小ぶりな花で、色は白から淡いピンク色までさまざま。ひとつひとつの花はとてもシンプルですが、枝全体に咲くことで美しい景観を作り出します。
花弁は5枚で、中心には小さなシベが集まっており、みつばちにとっては魅力的な蜜源となります。この花の見た目の愛らしさも、マヌカの人気の理由の一つです。
また、開花の時期には一面がマヌカの花で染まり、まるで白やピンクのカーペットのようになります。こうした華やかさと自然の恵みが調和した環境が、上質なマヌカハニーの背景にあるのです。
花の開花時期とマヌカハニーの収穫タイミング

マヌカの花は一年のうち限られた期間だけ開花し、この時期にしかマヌカハニーの採蜜ができません。タイミングが味や品質に大きく影響します。
開花は年に一度、初夏が見頃
マヌカの花は年に一度、限られた期間にしか咲きません。
ニュージーランドではおおよそ11月から1月の初夏にかけてが開花時期とされており、この期間がマヌカハニーの採蜜のチャンスです。気候条件によって多少前後しますが、2〜6週間ほどが開花のピーク。養蜂家たちはこの短い期間に集中して蜜を集めるため、天候や花の状態を細かく観察しています。
開花のタイミングを逃すと、その年の採蜜量が大きく減少するため、非常に繊細な作業が必要になります。この時期に咲くマヌカの花が多ければ多いほど、良質なハニーがたくさん採れる可能性が高くなるのです。
短い開花期間が希少価値を高める
マヌカハニーが高価なのは、花の咲く期間が短く、採蜜できる量も限られているからです。
マヌカの花はわずか数週間しか咲かないため、その間に蜂が蜜を集められる時間もごくわずか。さらに、天候不良や強風、大雨などの自然条件により、花が早く散ってしまうこともあり、毎年安定して採れるわけではありません。
そのため、マヌカハニーの生産量は他のはちみつに比べて少なく、非常に貴重な存在となっています。加えて、開花時期には他の花も咲いているため、純粋なマヌカハニーを得るには、蜂が他の花に行かないよう管理する工夫も必要です。
こうした複数の条件が揃って初めて高品質なマヌカハニーが生まれるため、その希少性と価値が高く評価されているのです。
マヌカの花がはちみつの品質に与える影響

マヌカハニーの品質は、花の種類や蜜源の純度によって大きく変わります。特にマヌカの花は、独自の成分を含むことで知られています。
蜜源植物によって風味や成分が変わる
はちみつの風味は、どの花から採れたかによって大きく変わります。
マヌカハニーは、他の一般的なはちみつと比べて非常に個性的な香りと味を持ちます。これは、蜜源であるマヌカの花に含まれる成分が関係しています。
マヌカの花には「ジヒドロキシアセトン(DHA)」という天然化合物が含まれており、これがはちみつ内で「メチルグリオキサール(MGO)」という成分に変化します。
MGOは抗菌作用に関わる重要な成分で、マヌカハニーの健康効果を語るうえで欠かせません。つまり、マヌカの花が蜜源であるからこそ、マヌカハニーは他のはちみつとは一線を画した存在になるのです。
MGOと花の関係とは?
MGO(メチルグリオキサール)は、マヌカハニーの抗菌力の中心的な成分であり、その含有量はマヌカの花の質に大きく左右されます。
マヌカの花から採れる蜜が純粋であるほど、MGOの値も高くなります。特に、開花時の天候や環境条件、採蜜のタイミングが良い年には、高いMGO値を持つ高品質なマヌカハニーが生まれやすくなります。このように、マヌカの花の状態は、そのままハチミツの成分や効果に深く関わっているのです。
MGOについて→『MGOとは?マヌカハニー特有の成分とその効果を徹底解説』
まとめ

マヌカハニーの背景には、ニュージーランドの自然が育む「マヌカの花」の存在があります。花の種類や開花時期、蜜の成分が、マヌカハニーの味や品質、そして希少価値を決める重要な要素です。
可憐な見た目とは裏腹に、マヌカの花は栄養と価値にあふれた“自然の恵み”なのです。これからマヌカハニーを選ぶときは、その花の物語にもぜひ注目してみてください。

【アピビーセレクトについて】
私たちは26年以上にわたりニュージーランドのネルソンで「アピビー」というブランド名のはちみつとプロポリスを生産してまいりました。
アピビーセレクトは、そんな私たち日本人ファミリーが運営するオンラインセレクトショップです。
ニュージーランド在住だからこそできる、安心で安全なこだわりの美味しいマヌカハニーを日本のみなさまへお届けします。