ニュージーランド産の非加熱マヌカハニーは、自然の力で口腔内に潤いを与える成分が豊富に含まれており、ドライマウス(口腔乾燥症)に悩む方にとって有用な自然療法として注目されています。

この記事では、マヌカハニーがドライマウスにどのような良い影響を与えるのか、非加熱製法のマヌカハニーの効果とともに分かりやすく解説します。

ドライマウス(口腔乾燥症)の医学的定義と原因

ドライマウスとは、唾液の分泌が低下することで口腔内が乾燥し、不快感や健康被害を引き起こす症状です。その原因は多岐にわたり、加齢や薬剤、自己免疫疾患などが関与しています。

ドライマウスとは何か?

ドライマウスとは、唾液の分泌量が慢性的に減少することで、口腔内に乾燥感や違和感を覚える状態を指します。

医療機関では、ガムテスト(咀嚼による唾液量の測定)やシログラフィー(唾液腺造影)を用いて診断されます。日本口腔乾燥症学会の定義によれば、「唾液分泌量が10分間で1ml未満」が診断の基準の一つとされます。

参考→『口腔乾燥症の基本的な診査・診断と治療/老年歯科医学第32巻3号』

ドライマウスは単なる不快感にとどまらず、虫歯や歯周病、嚥下障害などのリスクを高め、QOL(生活の質)に大きく影響します。そのため、早期の気付きと対処が重要となります。

加齢・薬剤性・自己免疫疾患との関連

ドライマウスの主な原因には、加齢に伴う唾液腺の機能低下、抗うつ薬や降圧剤などの薬剤性副作用、シェーグレン症候群などの自己免疫疾患があります。

特に高齢者では、複数の薬剤を服用しているケースが多く、唾液分泌量が大幅に低下しやすくなります。

シェーグレン症候群は女性に多くみられ、唾液腺と涙腺の慢性的な炎症を引き起こし、重度の口腔乾燥症をもたらします。

これらの要因が重なり合うことで、ドライマウスの症状は悪化し、日常生活への影響が増大するため、原因の特定と適切な治療・対策が求められます。

放置によるリスクと生活への影響

ドライマウスを放置すると、口腔内環境の悪化が進み、虫歯や口臭、嚥下困難、味覚障害などの深刻な問題を引き起こすことがあります。

唾液には、口腔内を中性に保ち、細菌の繁殖を抑える自浄作用があります。この働きが失われると、口腔内細菌が増殖しやすくなり、歯周病や舌炎などのリスクが高まります。

また、乾燥による痛みや不快感が常態化すると、食事や会話、睡眠の質にも悪影響を及ぼし、生活の質(QOL:Quality of Life/クオリティ・オブ・ライフ)が著しく低下します。特に高齢者や持病を持つ方にとっては、早期対策が健康維持に直結する重要な課題です。

アピビー代表
宇田幸康&弓子

ドライマウスは加齢や薬の副作用が原因で、放置すると健康と生活の質を大きく損ないます。

マヌカハニーに期待される唾液腺機能への影響

非加熱のマヌカハニーは、抗菌・抗炎症作用を持つMGO成分により、口腔粘膜の環境を整え、唾液腺の負担軽減や自然な唾液分泌の補助に役立つ可能性が示唆されています。

マヌカハニーの抗菌・抗炎症作用とは

マヌカハニーには、特有の抗菌物質「メチルグリオキサール(MGO)」が豊富に含まれ、口腔内の病原菌に対して強い殺菌効果を示します。

MGOの濃度が高いほど、マヌカハニーの抗菌作用は強力になり、特に歯周病菌や虫歯菌に対する効果が注目されています。

また、炎症を抑える効果もあり、唾液腺に炎症がある場合でも症状の緩和が期待されます。特に非加熱の状態で採取されたマヌカハニーは、熱による有効成分の分解を防ぎ、より高い効果が維持されています。

マヌカハニーは日常的に口腔内に含むことで潤いを与えると同時に、炎症予防としても活用できる自然素材です。

MGO(メチルグリオキサール)の口腔内作用

MGO(メチルグリオキサール)は、マヌカハニー特有の抗菌成分で、口腔内細菌のバランスを整える役割を果たします。

この成分は、一般的なハチミツに比べて100倍以上の抗菌力を持つとされ、ドライマウスによって増加しやすい悪玉菌(例:ストレプトコッカス・ミュータンス)を抑制します。

その結果、口腔内の炎症リスクを軽減し、唾液腺機能への負担を減らすことで、自然な唾液分泌の回復が促される可能性があります。

マヌカハニーのMGO含有量は「MGO値」で示され、日常的なケアには「MGO150+」以上の製品が推奨されます。

自然由来の保湿成分と粘膜の保護

マヌカハニーには保湿作用をもつ天然成分が豊富に含まれており、口腔内の粘膜を保護し、乾燥から守る働きがあります。

その粘性と浸透力により、唾液腺が分泌するまでの間、粘膜を潤し続ける働きがあります。

また、非加熱であることで、天然酵素やポリフェノール、ビタミン類が失われず、口の中の環境を整えるのに効果的です。

これにより、ドライマウスのつらい乾燥感やヒリヒリ感を緩和し、食事や会話時のストレスを軽減することができます。特に寝る前の使用で、就寝中の口腔内乾燥対策に効果的です。

アピビー代表
宇田幸康&弓子

非加熱マヌカハニーは、抗菌・保湿作用で口腔環境を整え、唾液腺機能の補助が期待されます。

マヌカハニーの活用法と注意点

マヌカハニーは自然素材でありながら、使い方によって効果が変わります。医薬品との併用や長期使用には注意が必要であり、正しい使用法の理解が大切です。

効果的な摂取タイミングと方法

ドライマウス対策には、マヌカハニーを口腔内に「含む」ことが効果的です。経口摂取(飲み込む)よりも、舌下や頬に含ませて粘膜からゆっくり浸透させることで、潤い効果と抗菌作用を最大限に活かすことができます。

特に唾液分泌が少なくなる就寝前や起床直後の使用が推奨されます。ティースプーン1杯を口内に含み、5分以上かけてゆっくり広げるようにすると、乾燥した口腔内全体に潤いが行き渡ります。

飲み物で流さないよう注意し、30分は飲食を控えるのが理想です。

医薬品との併用時の注意点

マヌカハニーは天然成分ですが、特定の疾患や医薬品との併用には注意が必要です。特に糖尿病患者は血糖値上昇のリスクがあるため、医師の指導を仰ぐことが望ましいです。

また、抗生物質や免疫抑制剤との併用により、腸内細菌や免疫バランスに影響が出る場合も考慮すべきです。

乳児(1歳未満)への使用もボツリヌス菌のリスクから禁止されています。サプリメントや他のハーブ療法と併用する際も、過剰摂取にならないよう注意し、信頼できる製品を選ぶことが重要です。

長期使用の注意点

マヌカハニーは基本的に安全性の高い食品ですが、長期使用には適切な管理が必要です。主成分が糖分であるため、長期間にわたり過剰に摂取すると、虫歯や血糖コントロールの問題を引き起こす可能性があります。

ただし、1日1〜2回、ティースプーン1杯程度の適量使用であれば、安全性は非常に高いとされています。

また、非加熱・無添加であれば、化学物質による副作用の心配もありません。継続的に使用する場合は、歯磨きや口腔ケアを併用し、医師や歯科医と連携を取りながら行うことが望ましいです。

アピビー代表
宇田幸康&弓子

含み方やタイミングに注意しながら、医薬品との併用時には専門家の助言を受けましょう。

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まとめ:ドライマウスケアにはマヌカハニー

マヌカハニーは、自然由来でありながら口腔内に潤いと抗菌効果をもたらし、ドライマウスの症状緩和に役立つ優れたセルフケア素材として注目されています。

自然療法として

マヌカハニーは、医薬品とは異なり副作用が少なく、日常的なケアに適した自然療法として位置づけられています。

ドライマウス対策においては、補助的なケアとして有効であり、特に非加熱・高MGO値の製品は口腔環境の維持に高い効果を発揮します。

即効性よりも継続性が重要であり、毎日の習慣に取り入れることで、粘膜の健康維持と日々の生活の向上に貢献します。

日常的なセルフケアに

毎日のセルフケアに非加熱マヌカハニーを取り入れることはとても簡単です。寝る前や起床後、会話前など乾燥が気になるタイミングに取り入れることで、生活の中で無理なく継続できます。

信頼できる製品を選び、過剰摂取を避けながら取り入れることで、健康的な口腔環境を保つことができます。

ドライマウスは目に見えにくい悩みだからこそ、日々のちょっとしたケアが大切です。無理なく続けられるセルフケアのひとつとして、ぜひ参考にしてみてください。

アピビーセレクトについて

私たちは26年以上にわたりニュージーランドのネルソンで「アピビー」というブランド名のはちみつとプロポリスを生産してまいりました。
アピビーセレクトは、そんな私たち日本人ファミリーが運営するオンラインセレクトショップです。
ニュージーランド在住だからこそできる、安心で安全なこだわりの美味しいマヌカハニーを日本のみなさまへお届けします。