ニュージーランドの豊かな自然が育んだ特別なはちみつ、マヌカハニー。その類まれなるパワーが近年注目を集めていますが、「のどの痛みに本当に効果があるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。

この記事では、マヌカハニーがのどにもたらす効果や正しい使い方、そして使用上の注意点について、医学的の視点から詳しく解説していきます。

マヌカハニーが喉の痛みに効く理由とは?

マヌカハニーが持つ独特の健康効果は、一般的なはちみつとは一線を画します。その秘密は、特定の成分と、古くからそのパワーを認識してきた歴史にあります。ここでは、マヌカハニーの核となる効果とそのメカニズムについて深掘りします。

抗菌作用のメカニズム

マヌカハニーの最も注目すべき特性は、その強力な抗菌作用です。この作用は、主に「メチルグリオキサール(MGO)」という成分によるものです。MGOは、他の多くのはちみつにはほとんど含まれない成分で、細菌の増殖を抑制し、感染症の予防や症状の緩和に寄与するとされています。

実際に、マヌカハニーはニュージーランドの先住民族マオリの間で、傷の手当てやのどの不調の民間療法として古くから用いられてきたという歴史もあります。

現代でもその抗菌力は注目されており、医療現場では創傷ケアに用いられる医療グレードのマヌカハニーも存在します。

▼詳しくはこちら

【MGOとは?マヌカハニー特有の成分とその効果を徹底解説/アピビーブログ】

→【抗菌成分MGO(メチルグリオキサール)とは/日本マヌカハニー協会

UMFやMGOとは?

マヌカハニーを選ぶ際によく目にする「UMF」や「MGO」といった表記は、その抗菌活性の強さを示す指標です。

UMF(Unique Manuka Factor)は、マヌカハニーが持つ独自の抗菌力を示す国際的な認証マークであり、MGOはその抗菌作用の主成分であるメチルグリオキサールの含有量をグラムあたりのミリグラム数で表したものです。

※ 喉の痛みでマヌカハニーを選ぶ時には、下記の表を参考にしてみてください。

MGO値250+以下MGO400+程度MGO550+以上
特徴適度な抗菌作用があり、日常の健康維持に適している強い抗菌作用があり、喉の痛みや軽度の風邪の症状に対応非常に強い抗菌作用があり、慢性的な喉の不調や強い炎症をケア
用途・毎日の健康管理
・喉の違和感の予防
・風邪のひき始め
・喉の痛みのケア
・慢性的な喉の痛み
・免疫力向上を目的とした摂取

他のはちみつとの違い

はちみつにはさまざまな種類がありますが、マヌカハニーには他のはちみつとは異なる明確な特徴があります。
一般的なはちみつにも抗菌作用はありますが、その多くは「過酸化水素」によるもので、この成分は時間の経過や保存状態によって分解されやすく、作用が不安定になりがちです。

一方、マヌカハニーの抗菌力は「メチルグリオキサール(MGO)」という成分に由来しており、保存中にも比較的安定して抗菌作用が持続するという特長があります。さらに、マヌカハニーはこのMGOを天然のまま高濃度で含んでいる数少ないはちみつのひとつであり、その点でも特別な存在と言えるでしょう。

このように、抗菌成分の種類と安定性の違いが、マヌカハニーを他の一般的なはちみつと大きく区別するポイントとなります。

アピビー代表
宇田幸康&弓子

マヌカハニーはMGOによる強力な抗菌作用が特徴です。

喉の痛みに効果的なマヌカハニーの使用方法

のどの痛みに悩む時、その効果を最大限に引き出すためには、適切な摂取方法とタイミングを知ることが重要です。

ここでは、のどの痛みに対する具体的なマヌカハニーの使い方について詳しくご紹介します。

喉の痛みにマヌカハニーを使うときの摂取量と使い方

症状の程度1日の摂取量目安タイミング・使い方
軽い違和感(イガイガ)小さじ1杯 × 1〜2回就寝前/外出前にゆっくり舐める
明らかな喉の痛み小さじ1杯 × 2〜3回朝・昼・寝る前に舐めるか、ぬるま湯に溶かしてうがい(※飲み込むのも可)
乾燥による不快感小さじ1杯 × 必要時空気の乾いた場所に行く前、声を使う前のケアに

いつ・どのくらい摂る?

マヌカハニーをのどの痛みに使用する際、摂取のタイミングと量が効果を左右します。一般的には、のどの不快感を感じ始めた時に、スプーン1杯程度のマヌカハニーをゆっくりと舐めるのがおすすめです。

症状の度合いによって、1日に数回摂取することも可能です。適切な摂取量と頻度を守ることで、のどの痛みを効果的に和らげることにつながります。

正しい舐め方と注意点

マヌカハニーを舐める際には、いくつかのポイントがあります。ただ飲み込むのではなく、口の中でゆっくりと溶かし、のどの粘膜にじっくりと触れさせるようにするのが効果的です。

これにより、マヌカハニーの有効成分がのどに長く留まり、直接作用しやすくなります。また、摂取後はすぐに水分を摂らず、しばらく時間を置くことで、より効果を実感できるでしょう。

おすすめの摂取タイミング

のどの痛みに効果的なマヌカハニーの摂取タイミングは、症状によって異なります。例えば、朝起きた時ののどのイガイガ感には、就寝前に摂取するのがおすすめです。

また、乾燥した環境でのどが痛む場合は、外出前や空気が乾燥する場所に行く前に摂取することで、予防的な効果も期待できます。生活習慣やのどの状態に合わせて、最適なタイミングを見つけましょう。

アピビー代表
宇田幸康&弓子

のどの痛みに、マヌカハニーをゆっくり舐めるのがおすすめです。

マヌカハニー使用時の注意点

マヌカハニーは自然の恵みですが、薬と同じように、使用にあたってはいくつかの注意点があります。特に、持病がある方や小さなお子様、妊婦さんなどが使用する際には、医師の意見を参考にすることが重要です。

ここでは、マヌカハニーを使用する上で知っておきたい注意点を解説します。

副作用やアレルギー

マヌカハニーは一般的に安全な食品ですが、はちみつアレルギーを持つ方は注意が必要です。また、稀にですが、過剰摂取によって消化器系の不調を引き起こす可能性も考えられます。

初めて摂取する際は少量から始め、体調の変化に注意しましょう。もし何らかの異変を感じた場合は、すぐに使用を中止し、医師に相談することが大切です。

子どもや妊婦の使用は?

乳児ボツリヌス症のリスクがあるため、1歳未満の乳児にははちみつを与えてはいけません。これはマヌカハニーも同様です。

詳しくはこちら→【ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。/厚生労働省HPより】

1歳以上のお子さんや妊婦さんについては、基本的には摂取可能ですが、念のため事前にかかりつけの医師に相談することをおすすめします。特に、妊娠中は体がデリケートなため、安全性を確認してから使用するようにしましょう。

薬との併用とアレルギーについて

現在、何らかの薬を服用している場合は、マヌカハニーとの併用について医師や薬剤師に相談することが重要です。

特に、血糖値を下げる薬を服用している場合や、免疫抑制剤を服用している場合などは、マヌカハニーが薬の効果に影響を与える可能性も考えられます。自己判断での併用は避け、専門家のアドバイスを仰ぐようにしましょう。

アピビー代表
宇田幸康&弓子

1歳未満には与えず、服薬中やアレルギー時は医師へ相談を。

まとめ:日常ケアに活かす方法

マヌカハニーは、その強力な抗菌作用や抗炎症作用により、喉の痛みの緩和や風邪予防に役立つ優れた天然食品です。しかし、効果を最大限に引き出すためには、適切なMGO値の製品を選び、正しい摂取方法を守ることが重要です。

特に、喉の痛みの程度に応じてMGO400+以上を選ぶことで、より高い効果が期待できます。また、寝る前に舐める、レモン水に混ぜる、ヨーグルトと一緒に摂るなど、目的に合わせた使い方を工夫することで、より効果的に活用できます。

一方で、1歳未満の乳児には与えない、妊娠中の方は摂取量に注意する、アレルギーや過剰摂取のリスクを考慮するといった安全性にも配慮することが大切です。

おすすめ商品→ハイグレードマヌカハニー 250g【MGO400+ 政府認定モノフローラルマヌカハニー】/アピビーセレクト

マヌカハニーを日常的に取り入れることで、喉のケアだけでなく、免疫力向上や胃腸の健康維持にもつながります。自分の体調やライフスタイルに合わせて、最適な使い方を見つけてみてください。手軽に取り入れられるスプーン1杯のマヌカハニーで、自然な喉のケアを始めてみましょう。

アピビーセレクトについて

私たちは26年以上にわたりニュージーランドのネルソンで「アピビー」というブランド名のはちみつとプロポリスを生産してまいりました。
アピビーセレクトは、そんな私たち日本人ファミリーが運営するオンラインセレクトショップです。
ニュージーランド在住だからこそできる、安心で安全なこだわりの美味しいマヌカハニーを日本のみなさまへお届けします。